令和5年度いわき市産業人財育成支援事業
いわき地域の基幹産業でもあるものづくり分野において、地域の産業活性化と経済発展に寄与する産業人財を育成して、地域内産業の基礎力及び競争力向上を図ることを目的とした『いわきものづくり塾』を開催します。
良い品質のものづくりには、作り手が想いを正しく伝え、その想いを正しく読み取ることが大切です。自分の想いを第三者へ正しく伝えて「もの」を作るには、適切な伝達手段が必要です。それが図面です。
昨今はCADによる3次元設計もかなり普及してまいりましたが、ものの形状・寸法公差などを詳細に伝えるために、2次元設計(紙図面、CAD図面)はまだまだ健在であります。自分の作りたい形(かたち)を図に描いて、それを100%正しく相手に理解してもらうには、描き手と読み手に共通する図面のルールがなければなりません。CAD作業を終えたばかりでは、人へ渡す図面には至っていません。図面ルールをよく理解した上で「人へ伝える図面。人に伝わる図面」へ仕上げることが大切なのです。
本講座では「機械製図」の基礎をわかりやすく解説いたします。
講座プログラム
1.図面を描くということ
図面とは(役割、JIS規格)
2.図面の構成
図面の種類、用紙、文字と線
3.立体を図面に表す
1)立体を見る視点
2)外形線とかくれ線と中心線
3)第三角法とは
4.補助図
1)内部を表す断面図
2)斜めの面を表す投影図
5.寸法記入ルール
1)寸法記入方法
2)寸法補助記号
3)きり穴とざぐりの記入方法
4)寸法記入例
6.寸法公差とはめあい
1)公差とは
2)数値で表す寸法公差
3)記号で表すはめあい公差
7.さらに先へ進まれる方へ
(幾何公差、表面性状)
講 師 紹 介
略歴
1963年福岡県生まれ。東京理科大学理学部物理学科卒業。アルプス電気株式会社に23年勤務。
パソコン、携帯情報機器および車関連分野におけるコンポーネント系応用電子製品の企画・開発・設計・量産に従事。海外(中国・メキシコ等)での量産立上経験。
特許等知的財産の出願多数。研究成果の論文発表(機械学会)。
1996年に科学技術庁(現文部科学省)へ技術士登録し、2009年に伊藤英樹技術士事務所を開設。主にプラスチック製品の設計技術のコンサルティングを中心として、国内民間事業所ならびに官公庁等の様々な技術支援を行う。
その他に書籍・連載記事等の執筆、技術セミナー・社内研修の講師および主たるプラスチック博覧会の定期視察(ドイツ K展、北米 NPE展、日本 IPF展)等も行う。
(公社)いわき産学官ネットワーク協会(産学官連携コーディネータ兼プロジェクトマネージャ)、いわき商工会議所会員、国立研究開発法人産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所(FREA)(産総研連携アドバイザー)、(一社)首都圏産業活性化協会(TAMAコーディネータ)、(公社)日本技術士会会員、(一社)型技術協会会員、(一社)プラスチック成形加工学会会員、(一社)日本品質管理学会会員、(一社)品質工学会会員。
著書
「新人製品設計者と学ぶ プラスチック金型の基礎」(日刊工業新聞社刊)
「新人製品設計者と学ぶ プラスチック製品設計の基礎」(日刊工業新聞社刊)
「製品設計者の手戻りをなくす プラスチック金型・成形 不良対策ファイル35」(日刊工業新聞社刊)
開催日時
令和6年1月25日(木) 18:00~20:30
対象者
いわき地域内の製造業に従事する方
「ものづくり」における基礎知識を学びたい方
※一般の方も受講可能です
会場
いわき産業創造館 セミナー室(いわき市平字田町120 LATOV6階)
募集人数
15名/先着順
※申込者が3名以下の場合は、開催中止とします。予めご了承願います。
受講料
いわき産学官ネットワーク協会会員:無料
いわき産学官ネットワーク協会非会員:3,000円
※いわき産学官ネットワーク協会 企業会員の所属員及び個人会員を【会員】の対象とします。
※1名あたりの受講料です。
※受講日当日、受付にてお支払いただきます。
主催
公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会
案内チラシ・申込書
上記より、申込書をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、E-mail(icsn@iwaki-sangakukan.com)、FAX(0246-21-7571)又は、直接持参にてお申込み願います。
※申込期限:令和5年1月19日(金)
下記、お申込みフォームからのお申込みも可能です。
https://forms.gle/JUhf15Lz1uxxvZPs7
お問合せ・お申込み先
公益社団法人いわき産学官ネットワーク協会(担当:横山・柴田・長瀬) TEL:0246-21-7570
FAX:0246-21-7571
E-mail:icsn@iwaki-sangakukan.com